酒づくりに文化あり
◎古事記に描かれた日本酒の起源。
日本のお酒の起源は、古事記に書かれた「くちかみのさけ」が始まりだといわれています。
中国から渡来した稲作の文化とともに、原料の米を口でかんでつくる原始的な
お酒が生まれたのです。その後、奈良時代の初期に麹カビの酵素を使って醸す、
日本酒の原型となる麹酒が登場しました。麹の発見は飛躍的な酒質の向上をもたらし、
現在の日本酒に近いお酒がつられるようになりました。
まさに、大和は日本のお酒の発祥の地といえるのです。
◎酒神・三輪明神「大神神社」と
世界文化遺産の法隆寺に囲まれた歴史の地
広陵蔵は、北に世界文化遺産に指定された「法隆寺」を、
南に日本文化の曙となった飛鳥路を、
西には万葉集の歌枕で名高い二上山、
そして東には日本の酒神「大神神社」をのぞむ、
大和の中枢地に位置します。
酒は文化が育むという言葉の通り、
大和王朝の文化が花開いた歴史に彩られた地で、
新たな日本酒の歴史が刻まれています。